Neovimを更新した
久し振りにNeovim周りを更新したのでメモ。
更新した内容とか、思った事とか。
導入記事は これ
パッケージの更新
公式からビルド済みのパッケージを取得して、
そのまま上書きした。
これが正しい更新方法なのかは知らない。
設定ファイルの共有
vimと同じ設定ファイルを使うようにしたので、シンボリックリンクを貼った。
- %USERPROFILE%/dotfiles/vim/_vimrc > %USERPROFILE%/AppData/Local/nvim/init.vim
- %USERPROFILE%/dotfiles/vim/_gvimrc > %USERPROFILE%/AppData/Local/nvim/ginit.vim
insertから抜ける時にIMEをoffにする
上記のパッケージではiminsert=2
が使えない。1
そのため、
ここ
を参考に、AutoHotkeyを使った設定を追加した。
#IfWinActive ahk_exe nvim-qt.exe
Esc::
^[::
GoSub, sub_ResetIME
Send {Esc}
return
sub_ResetIME:
getImeMode := IME_GET()
if (getImeMode == 1) {
IME_SET(0)
}
return
#IfWinActive
これでnvim-qtを使用している時にESC
とC-[
でinsert modeを抜けると、IMEがoffになる。
- 本当は
InsertLeave
イベント発生時にIMEをoffにする処理いれた方がいいと思う。
他、幾つか気になる点。
win32yankが失敗する事がある
クリップボードにコピーした内容が反映されない。結構頻繁に起きる。
vim内部だけで完結する間はどうでもいいけど、外部にテキストをコピーしたくなった時に困る。
SKK日本語入力FEPの補完候補が、ディスプレイの右下に出る
本来は入力中文字列の下に出てくるはずのものが、ディスプレイ右下にしか出ない。
ちなみにnvimだと発生しない。nvim-qtとSKK日本語入力FEPの相性が悪いのかな。
- 正直、慣れてくると補完候補を出す事自体が減ってくるため、そこまで困らない。
タブページにフラグが表示されない
更新がある場合、タブページの左側に出る+
マークとかが出ない。
以前のバージョンでは出ていた気がする。
これもnvimなら問題ない。
一部記号が正しく表示されない
→
や…
等の表示がおかしくなったりする。
フォントの問題もあるかもしれないけど、同じフォントでもgvimでは問題無かったりするので、やっぱり気になる。
あと、これの影響か、カーソルがたまにバグる。<C-l>で再描画すればすぐ直る。
最後に
vimを使う上で「insertから抜ける時にIMEをoffにする」機能は、今の自分にとってほぼ必須なため、
これを擬似的とはいえ実現出来た事は大きい。
お試しとして、vim起動ホットキーを、nvim起動ホットキーに入れ替えてみてる位には。
ただまぁ、正直な所、vim8で困ってないなら、完全に乗り換える必要はないな、とも思ってる。
Neovim固有の機能が使いたい、Neovimでしか動かないプラグインを使いたい等、
明確な理由があるなら使えばいいと思う。
-
+multi_byte_ime
を有効にすれば使えるかもしれない。↩